一般的に受取よりも差金決済の方が広く利用されています。
受取方式では限月に現物債券が売り方から買い方に受け渡されます。
限月は現物債券を受け渡す期日で債券先物取引では3月と6月、9月と12月です。
受渡日は限月の20日とされています。
限月において受け渡し可能な銘柄は受渡適格銘柄と呼ばれます。
この銘柄は複数存在する場合もあります。
複数存在する場合は売り方が自由に選択することができます。
売り方が受渡適格銘柄を自由に選択できることを一般的に「売り方勝手渡し」と呼びます。
適格銘柄のうち売り方にとって最も有利なものは最割安銘柄と呼ばれます。
差金決済方式では限月までに反対売買を行い差益が決済されます。
反対売買は先物取引や信用取引でポジションとは逆の注文を出すことです。
買った場合は売り、売った場合は買って決済します。
債券先物を購入した場合→価格上昇で差益が発生→売却すると差益獲得
→価格下落で差損が発生→売却すると損失確定
債券先物を売却した場合→価格上昇で差損発生→購入すると損失確定
→価格下落で差益発生→購入すると差益獲得
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