先物取引におけるロールオーバーについて

先物取引のようなデリバティブ(金融派生商品)には満期があります。

満期日に銘柄を乗り換えると、それ以降も建て玉(ポジション)を維持できます。

ロールオーバーとは、満期日において銘柄を乗り換えることです。

受渡期日までの期間が最も先にある限月や、期近限月と比較して決済期限が遅い限月のことを期先と呼びます。

限月とは期限満了する最終決済月のことです。

一般的に先物取引やオプション取引には決済期限である限月があります。

限月の中でも期近は期限が近いもので、期先は遠いものです。

ロールオーバーでは取引の最終日までに期日の売り(買い)と期先の買い(売り)を同時に行います。

現在のポジションを取引最終日までに決済して、同時に次の限月商品についてポジションを建てることになります。

例えば買いポジションを売った価格で次の限月の商品を買えば、ポジションを持ち続けるのと同じです。

ただしロールオーバーを行うと多少の利益や損失が発生することもあります。

一般的にロールオーバーは決済日の1週間ほど前から行われます。

カレンダー・スプレッドによって期近の満期日以降にポジションを維持することも可能です。

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