先物取引やオプション取引における限月とは

限月は先物取引やオプション取引で先物の期限が満了する月を意味します。

例えば3月が限月の場合には取引の期限が3月に満了することになります。

日本における株式や債権の先物取引では3月と6月、9月と12月が限月とされています。

オプション取引の限月は毎月です。
 
最終決済価格決定日または特別清算日が期限の満了日とされます。

決算の価格は一般的にSQ(特別清算指数)と呼ばれています。

満期日はSpecial Quotation(特別清算指数)を省略してSQ日とも呼ばれます。

SQ日は基本的に限月の第2金曜日です。

quotation:引用、引用文、引用句、時価、相場、相場づけ、(確定した価格などの)見積もり、見積書

特別清算指数とは日経225先物やTOPIX先物などの株価指数先物取引や、株価指数のオプション取引などで、最終的な決済をするための清算価格(指数)のことです。

取引対象が指数の場合、期日に最終的な決算を行うために必要とされます。

満期日の前営業日が取引最終日です。

それまでに反対売買をしなかった場合は、当初の売買価格とSQの差額で自動的に決算されることになります。

次の限月以降も建て玉を継続するには、期限を乗り換えるロールオーバーが必要です。

限月という言葉は一般的に取引所で扱われる商品について使用されます。

店頭取引などの場合に使われるのは満期日や権利行使日です。

3月と6月、9月と12月のSQ日が近づくと、先物取引やオプション取引における取引量が増える傾向が見られます。

これらの取引における市場の動向は、現物市場にも大きな影響を及ぼします。

SQ日と前日は特に相場が乱高下しやすいとされます。


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