この方法ならば株価が下落しても損益を相殺することができます。
つなぎ売りを行えば、株価下落のリスクを抑えながら株主優待を得ることが可能となります。
また一般信用取引の場合には逆日歩などの費用を抑えることもできます。
つなぎ売りの方法は非常に簡単です。
まず権利付最終日までに現物取引で買い注文を出します。
取引が成立したら次に短期の一般信用取引の新規売建を発注してください。
注文する数量と株価は現物取引と同じにします。
短期の一般信用取引のであれば、証券会社は証券金融会社を利用せずに株式を調達するので逆日歩が発生しません。
権利付最終日の翌日以降に現物取引で買った株式を現渡しして、信用取引の売り建玉を決済します。
つなぎ売りでは同じ価格の現物株式と売り建玉を同量保有するのがポイントです。
つなぎ売りには手数料などの費用が必要になります。
株主優待の価値が費用を上回るように取引を行うことが重要です。
一般信用取引では逆日歩が発生することはありません。
しかし人気のある株主優待銘柄は、権利獲得日が近づくとつなぎ売りによる売建需要が増えます。
短期的な一般信用取引で売建が可能な銘柄と数量には制限があります。
人気銘柄では在庫がなく、短期の一般信用取引ができないケースも見られます。
制度信用取引で空売りをすると逆日歩が発生することがあるので注意が必要です。
費用を抑えるには、なるべく一般信用取引ができる銘柄を選ぶとよいでしょう。
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