一般的な取引では株価が上がったら売り、下がったら買うという指値注文が行われています。
逆指値では指値とは注文内容が反対になります。
希望価格まで上がった場合→買い
希望価格まで下がった場合→売り
指値注文では安く買って高く売ることで利益を得ようとします。
しかし逆指値は株価が予想とは反対の動きをした場合に、損切りすることを目的として行われます。
例えば株価が予想に反して下落した場合に素早く売り注文を出して損失の発生を抑えます。
損切りを行う水準は投資家自身が設定できます。
また逆指値は株価が上昇した場合に利益確定を目的として行われることもあります。
例えば空売りで株価の下落が続くと予想していたところ、反転して値上がりする可能性がある場合、逆指値を利用すれば株価が上昇しても一定の利益を確定できます。
・指値と成行
株式の売買をする方法には指値注文と成行注文の2種類があります。
前者は売買する価格を投資家自身が指定して注文を出します。
指値注文で買い注文を出した場合、株価が指定した価格以下でなければ取引が成立しません。
同様に売り注文を出した場合には、株価が指定価格以上にならなければ取引は不成立となります。
指値買い→希望価格以下まで下がったら買う
指値売り→希望価格以上まで上がったら売る
成行注文では価格を指定しません。
買い注文を出した場合には、取引時間中で最も低い価格の売り注文に対応して取引が成立します。
反対に売り注文を成行で出す場合は、最も高い買い注文に対応して取引が成立することになります。
成行買い→最も低い売り注文で取引成立
成行売り→最も高い買い注文で取引成立
指値注文では投資家が希望した価格で取引を成立させることができます。
ただし指定した価格以上か以下にならないと取引が成立しません。
そのため取引を成立させる機会を逃す可能性があります。
一方で成行注文は素早く取引を成立させることができますが、思わぬ価格で成立してしまうことがあるので注意が必要です。
価格を重視して取引を行う場合には指値注文が適していますが、取引を素早く成立させたい場合は成行き注文が適しています。
これらの注文方法は状況に応じて使い分けることが大切です。
0 件のコメント:
コメントを投稿